2013年7月17日 水曜日|全日本漁港建設協会会長 長野 章
7月10日11日にわたり、三重県及び和歌山県において、来襲すると言われている南海トラフ巨大地震津波対策の実情を見学に行きました。総勢35名の参加者で、まず、伊勢神宮に参拝し研修旅行の無事を祈願しました。
そのあと三重県大紀町に行き避難タワーを見学しました。谷口大紀町長から津波対策のあり方をご教示を含む歓待の挨拶を受けました。谷口町長は全日本漁港建設協会三重県支部長の谷口さんの実兄にあたります。二つの錦タワーがあり、第二錦タワーはこの春完成したばかりの施設です。
完成したばかりの第二錦タワーです。
翌日11日は、和歌山県勝浦漁港の衛生管理型荷捌所の屋上に建設した避難誘導デッキを見学しました。和歌山県御当局及び和歌山県支部長の池内さんの案内で見学しました。
最後の見学地は大阪府の日立造船堺工場で自動アップ式の海岸堤防の見学でした。津波に見立てた水流が来襲すると水門が自動的に上昇して、水流を押しとどめる堤防です。漁港等の荷捌所内での津波防止に役立つと思います。当然ですが、公開実験は見事に成功しまし、参加者から沢山の質問が出されました。日立造船の担当者の説明が上手で参加者みんな得心していました。