しばらく更新していませんでしたが、本当に久しぶりに更新します。

最近の不調不落の発生状況は次の図のようですが、2013年2月中旬において、石巻市の漁港災害復旧工事発注において不調が大量に発生しました。その状況について報告します。
無題

そのことについて、宮城県内の漁港建設業者、震災の復旧工事かかわっている県外の支援建設業者、東京の大手マリコン業者及び県段階での発注担当者に緊急に、次の項目で聞き取り調査を行いました。
1. 不調の原因は、何であると推測するか。
2. すぐ取れる対策は何か?

(宮城県内の漁港建設業者)
不調の原因
① 県内・県外業者の海上工事経験者が不足している。
② 資材の内、特に生コンの運搬距離が長く(往復2時間以上)、又生コン工場でも、応札前 の見積時に敬遠されている。(石材も同様)
対応策
① 発注工事の大型化と平準化
② コンクリート工事の二次製品化は、県外製作し運搬された物を使用する。骨材も県外調達と荷揚岸壁の確保、以上を当初設計に盛り込む。

(震災の復旧工事かかわっている県外の支援建設業者)
不調の原因
①資材・機材及び技術者及び労務者の手配ができない。
② 手配が出来ても単価・価格が合わない。
③生コンの手配が出来ない。
④大型補正などで様子見をしている嫌いがある。
対策
①一番大きな問題は生コンである。その他は何とか解決できるので、早急に簡易プラントなど整備し、石材などを県外調達する。

(東京大手のマリコン業者)
不調の原因
① 工事入札の公告等を迅速に広く行う。
② 工事配置予定技術者不足。
対策
① できるだけ発注のロットを大きくする。
② 入札公告をホームページだけでなく、アナウンス対策を行う。
③ 経費の増加の設計変更対応を行い、受注者に安心感を与える。

(県段階での発注担当者)
不調の原因
① 技術管理者の不足
② 資材、機材、人材不足
③ 国などの直轄工事(力の強いところ)に資材、機材が集中している。
④ 実勢単価と発注時の積算単価に差がある。
⑤ 一番は、従業員宿舎もない、生コンを始め資材の供給が悪い。
対策
① 構造物を県外で製作・製造して、被災地では組み立てる。
② 効率的な施工、機械で捨石均しなどの設計見直し。